いつもブログをご覧いただいている皆様、ありがとうございます。プランナーの仲谷です。やっと「緊急事態宣言」が解除されたと思いきや「まん延防止等重点措置」への移行となってしまいました。心苦しい日はまだ続きますが、今できることを私たちはしていこうと思います。式を開催するかどうか検討されている方も少なくはないはずです。そんな中、少しでも背中を一押しできるよう、わたしの思いをこのブログに書いていこうと思いますので最後まで読んでいただけると幸いです。
大阪が一番厳しい状況に陥っていた5月は、3組のお客様を担当させていただきました。今回はその3組のうち2組目のお客様のことを紹介したいと思います。(1組目のお客様のことを書いた記事はこちら。)
おふたりと出会ったのは昨年の9月末でした。当時、新郎様が埼玉在住で新婦様は大阪在住でした。『(新婦様の)お姉さまが挙げていたレストランで挙げたい。』ということで、堀江にあるマザーズでプロデュースをさせていただくことになりました。早めに場所を決めていただいていたので準備はゆっくりで問題ないと思っていた矢先、急きょ新婦様の関東への転勤が決まり、ドレス決め、料理など決めれることは早めに決めるようにしました。
おふたりはコロナ禍でもあるので新規の説明会の時から、招待するゲストは親族のみで式を開催すると決めていました。お打ち合わせは遠方にお住いのため、ほとんどオンラインにて行っていました。本番まで1か月と迫った頃に大阪で3回目の「緊急事態宣言」が出て、「宴席でのお酒の提供禁止」という要請が出てしまいました。おふたりはノンアルコールの提供に変更になることに関して快く承諾されたのですが、新郎様のご実家が大阪府外だったため両家でお話し合いをし、参加を「親族」から「親・姉弟」のみに変更されました。人数は大きく変動しましたが、その分親御様にしっかり気持ちを伝えることができると前向きに捉えていただき、パーティー当日を迎えました。
新婦様の衣装の、ベールとグローブはお母様から受け継いだものを使用して、ベールダウンをお母様におこなっていただきました。ケーキカットの後のサプライズバイトには、新婦様のお父様、新郎様のお母様に登場していただきました。結びである両家代表の挨拶には新郎様のお父様にご挨拶をいただきました。このように「親・姉弟」のみの式になったとしても、親御様が参加できる進行をおふたりと一緒に創り上げました。
人数は本当に少ないけれど、会場の空気感はすごくあたたかいものに仕上がり、幸せに包まれました。昔ほど人数が集まることは厳しくなったとしても、おふたりの結婚式を行う意味によっては、人数も関係がなくなります。気持ち次第で式もいいカタチになります。このおふたりは終わってから私に「親に今までのお礼を今日でたくさん言えた気がします。ありがとうございました。」と言ってくださいました。
結婚式というのは、幸せな場所でもあり心あたたまる場所だと思います。どのように(結婚式を)したいのか、なぜ結婚式を挙げたいのかおふたりで再確認していただき、前向きに検討していただければなと思います。