こんにちは!プランナーの岩井です。今回は前回のブログに引き続き4月に担当させていただいた4組のうちの1組について書こうと思います。同じ状況の中での開催でも、お客様によって当日を迎えるまでの準備期間や当日の内容は様々なので、1組1組のことを届けていきたいと思います。
おふたりと初めてお会いしたのは2020年10月18日。「実はもともと別のプロデュース会社さんで成約をしていたけど、コロナの影響で結婚式を一度キャンセルしました。そこから結婚式をどうするか悩んでいましたが、やっぱり開催したいという想いがありお問い合わせしました。」と話して下さいました。この想いから始まったパーティー準備ですが、コロナの感染者数が増える日々。パーティー1週間前におふたりとオンラインで最終確認をした際、いつも笑顔で明るいおふたりから笑顔がなくなり、結婚式へのモチベーションを保つ大変さと疲れが画面越しにでも伝わってきました。当日の2日前までキャンセルにするか悩んでいたおふたりですが、たくさんやり取りをさせていただく中で「最後まで諦めたくないです」と何度もおふたりから聞いていたので、大変な状況ではありましたが無事に当日を迎えることができて本当によかったなと改めて思います。
この日を迎えるまでいろんなことがあったからこそ、当日は涙の場面がたくさんありました。おふたりが入場して初めの演出でもある"誓いの言葉"の際、いろんな想いが溢れ、なかなか言葉が出ない新郎様。その姿を涙を流しながら見守る新婦様。そんなおふたりの姿に涙を流す方もいれば、微笑む方もいたゲストの方々。その瞬間おふたりだけじゃなく、今日のこの日を待ち望んでいた方がたくさんいらっしゃったんだなと改めて感じました。他にも素敵な場面はたくさんありましたが退場の時、無事に開催できた"喜び"と"安心"で大号泣していたおふたりの姿は私たちスタッフにも響くものがありました。
パーティー後おふたりから「こんな状況だからこそ、いろんなことを感じて、たくさん考えて、向き合えた半年間でした。きっとこの先、私たちはこれ以上に大きな決断をすることはないかもしれません。当日はもちろん準備期間も含めて、私たちにとって大きな経験をさせてもらいました。そしてそれを1番近くで支えてくれた岩井さんには本当に感謝しています。ありがとうございました!!!」というメッセージをいただきました。この期間私にできたことは本当に少なかったかもしれませんが、それでも「1番近くで支えてくれた」この言葉をいただけて本当に嬉しかったですし、私がFOR Uに入社して何度も教わった"お客様に寄り添う"ということができたのかなと感じています。
結婚式に対する想いはお客様によってそれぞれです。だからこそ、私たちプランナーも毎回同じ対応では結婚式は創れません。まだまだ大変な状況が続きますが、いい意味でプランナーと新郎新婦様という関係以上の関係性を築きながら結婚式を創っていけるプランナーであり存在になりたいと思っています。