こんにちは!プランナーの岩井です。10月に入り過ごしやすい季節になりましたね。今日は少し前になりますが、2020年9月19日に担当したパーティーについて書こうと思います。実は2020年3月28日に担当をして、それ以降のパーティーは新型コロナウイルスの影響で全て延期になっていました。なので、FOR Uとしても自分自身としても約半年ぶりのパーティーでした。
おふたりに初めてお会いしたのは、2020年3月21日。ちょうど新型コロナウイルスが蔓延し始めた時期でしたが、コロナ対策のお話をしっかりご説明した上でおふたりのパーティーをプロデュースさせていただくことになりました。ですが世の中は感染者数が急増し、ちょうどお打合せをスタートしていこうとなっていた頃に、緊急事態宣言が出ました。
きっとたくさんの新郎新婦様がこのタイミングで、正解がない判断に悩まされたと思います。それは、私が担当していたおふたりも同じで、「1年後に延期しようか悩んでいます」とおふたりから連絡がありました。正直「おふたりのために出来ることって何があるだろう」とこの期間たくさん考えましたが、FOR Uに入社してから何回も教えてもらっていた"お客様に寄り添う"を一番に考えて、私の想いをおふたりにお伝えしました。その日は「もう少しだけ考えたいです」という連絡があり、返事を待って後日おふたりが出された決断は「このまま開催する」でした。この決断を出すのは簡単ではなかったはず。今までのように、おふたりの気持ちだけじゃ開催出来ない状況だから。そして、この決断を下した一番の理由は『今ドレス姿を見せたい人がいたから』です。自分たちのためだけじゃなく、誰かのために挙げる結婚式って私はすごく素敵だなと思いました。
当日、新婦様から「自分の想いを伝えることができて、ドレス姿を見せることができて本当によかったです」と聞けて私もすごく嬉しかったです。パーティーの結びの挨拶では「こんな状況の中、こんなに多くの人が集まってくれて私たちはたくさんの人に支えてもらっているなと改めて感じました。結婚式やってよかったです。」とおっしゃっていました。今まで本当にいろんな不安があったと思います。でもこうして、おふたりがだした決断がカタチになって初めて感じる想いが必ずあります。これは実際にこの日を迎えないとわからない気持ち。でも『やらなきゃよかった』と思う結婚式はきっとないはずです。だからこそ、『結婚式を諦めてほしくない』というのが私の想いです。いろいろ考えた上で、キャンセルを決断した新郎新婦様もたくさんいらっしゃると思います。"キャンセルした=結婚式は出来ない"ではありません。おふたりの想いをお伺いして一緒に考えれば、きっとカタチに出来るはずです。
私はこの日、改めて"結婚式を開催することは当たり前じゃないな"と感じました。"無事、結婚式を開催できる喜び" "担当させていただける喜び"をこれからも大切しながら前に進んでいきたいと思います。