こんにちは!プランナーの岩井です。前回ブログを投稿した日から今日までの期間で、緊急事態宣言が再び発出され3月7日までの延長が決定するなど、この短期間で本当にいろんなことがありました。これ以上苦しむ人が増えないためには、今一人一人が我慢をするときだと思います。私たちも感染防止対策を徹底しながら過ごしていきたいと思います。今回は『2度目の緊急事態宣言が出たことでいろいろ考えた上で、パーティーをキャンセルする』と決断したおふたりについて書こうと思います。
おふたりが新規の説明会に来てくださったのは2020年1月25日。プランの説明をし、プライベートのお話もさせていただいた最後に「ご質問ありませんか?」と私がお伺いした時、新婦様が「今後黙っていたみたいになると嫌なので、この段階でお伝えしておくと私、元プランナーなんです。でも本当に気を使わないでください。同じ仕事をしていたからこそわかることたくさんあるので」とお話してくださいました。同業者って時と場合によっては言いづらい時もありますが、私のことを思って話して下さったことが嬉しかったです。今思うと、そこでおっしゃって下さったからこそ話せたお話もたくさんあったなと思います。そこからおふたりのパーティーを任せて下さることになり、当日のスタッフについてお話した際、新婦様が「昔一緒にお仕事をしていた方にお手伝いしてもらいたい」という想いがあったので、司会・カメラマン・ヘアメイクは全てお持込される予定でした。ですが新婦様のお知り合いが代表の廣瀬と知り合いで、司会としてオススメして下さったようで、本契約の日に廣瀬とお話をし、お持込予定だったのにもかかわらず「司会は廣瀬さんにお願いしたいです!」とおっしゃってくださり、私がプランナー、そして廣瀬が司会という形で進めていくことになりました。
これからの準備を私も楽しみにしていたのですが、お打合せがスタートする前にやってきたのが新型コロナウイルス。1回目の緊急事態宣言が出た際におふたりから「1年後にパーティーを延期したいです」とご連絡があり、パーティーは2020年9月13日から2021年9月12日に延期することになりました。そこから少し時間が経って今年の1月に2度目の緊急事態宣言が出てしまい、ゲストの半分以上が遠方から来られることやお子様が多いことを考え、先が読めないこの状況で再延期をするのではなく「パーティーをキャンセルする」という決断をおふたりはされ、そのご連絡をいただいた次の日にオンラインでおふたりとお話をしました。
お電話でお伺いしたおふたりのリアルな想いは「私たちウェディングドレスとタキシードが着たいんじゃないんです。大好きな人達が集まる場をつくって、密すぎるぐらい密なパーティーが希望なので、当分の間は希望のパーティースタイルでは開催できないだろうと思いキャンセルを選びました」でした。おふたりのこの想いはずっと聞いていたので、たくさん考えた上での決断なんだなと感じました。そしてお電話の最後には「正直、1回延期にした時に結構不安になっていろいろ考えてしまっていたんです。けど、元々パーティー予定だった9月13日当日に岩井さんがくださった連絡で本当に元気がでました。何より、私たちはプランナーが岩井さんだったから決めました」とおっしゃってくださいました。この言葉以上に嬉しいことはありません。キャンセルや延期のお話をする度に自分の無力さに悔しさでいっぱいでしたが、少しでもおふたりに元気を届けることが出来てよかったなとこの言葉をいただけて思いました。そして、当日まで担当することは出来ませんでしたが、おふたりの担当を任せていただけて私は本当に幸せでした。
新郎新婦様によって考え方は様々です。なので、この判断が正しいという正解はありません。私はこれからも1組1組と向き合い寄り添っていけるプランナーを目指したいと思います。おふたりとは状況が少し落ち着いたら「ご飯にいきましょう!」と約束したので、おふたりにお会い出来る日を楽しみにしておこうと思います。